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入門2026年8月11日

インフルエンサーマーケティング入門:全工程を解説

グローバルなクリエイターキャンペーンは、戦略、候補者探し、審査、交渉、振り返りの5段階に分けられます。失敗するキャンペーンの多くは、予算不足で止まるのではありません。曖昧な戦略のまま、フィードを眺めた印象だけでクリエイターを選ぶという、最初の2段階でつまずいています。

戦略では、3つの質問に答える必要があります。どの国を対象にするのか、成果は何か(認知獲得か直接コンバージョンか)、そしてコンバージョン1件にいくら支払うのかです。その答えによって、トップ層のクリエイターが必要なのか、ミッドテールのクリエイターでよいのかが決まります。コンバージョン重視のキャンペーンでは、フォロワー50Kのニッチなクリエイター10人のほうが、幅広い層にリーチするフォロワー500Kのクリエイター1人をほぼ必ず上回ります。

候補者探しでは、「なんとなく良さそう」という感覚をフィルターに置き換えます。国、フォロワー数の範囲、直近の平均再生数、カテゴリ、トーンなどです。自然言語検索ツールを使えば、数日かかっていた作業を数分に短縮できます。プロフィールを1件ずつ開くのではなく、まず候補者を一括で集め、その後に手作業で絞り込みます。

審査には2つの目的があります。1つは、ボットによる不正なアカウントを除外するための偽フォロワーチェックです。もう1つは、顧客との属性の重なりを確認するためのオーディエンスレポートです。この2つの工程で、候補者リストの3分の1が削られると考えておきましょう。その3分の1こそ、審査をしなければ無駄にしていた予算です。

交渉と振り返りでは、2つのルールを守ります。すべての契約にデータ開示とコンテンツ利用権を明記すること。そして、すべてのキャンペーンを実CPM、エンゲージメント単価、コンバージョン単価の3指標で評価することです。成果の良かったクリエイターを自社のクリエイターリストに加えます。グローバルキャンペーンの積み重ねによる優位性は、こうして改善を重ねるリストにこそ生まれます。

スプレッドシートから卒業しましょう。